私たちが目指すのは、環境を守ることのみではなく、地域の歴史や産業のなかに眠る可能性をリサーチし、持続可能な未来の形を社会に提示することです。
その最初のアプローチとして、
愛知県蒲郡市の基幹産業である「製綱業(ロープ製造)」に着目しました。

工場の製造過程でどうしても発生してしまう端材など。これらを地域の課題であると同時に、価値ある資源(素材)として再定義しました。培ってきたアートとクラフトの技術を掛け合わせ、これらアップサイクルロープを用いた、日々の暮らしに美しく馴染むスツールとして製作しています。

この試みの本質は、単なる製品販売ではなく、地域全体を巻き込んだ「社会実験」にあります。
完成した家具を市内のショップやクリニック、行政機関やホテルなど、人が集まる多様な公共・商業空間へ「無償貸与」として展開。市民や観光客が日常のなかで自然に作品に触れ、地域の産業遺産と環境問題のリアルを分かりやすく体験できる接点をつくっています。

すでに多くのメディアにも取り上げていただいているこの活動は、足元の豊かさに気づき、地域への誇り(シビックプライド)を育む循環を生み出し始めています。
ReSeaは地場産業の記憶を次世代へ繋ぎ、人と街の健やかな関係性をここから持続可能な形へと光をあてます。





